東日本大震災から2年、そして1995年兵庫県南部地震から18年経過

建築設計科の池田です!



私が学生の頃、1995年1月17日に兵庫県を中心にしてM7.2の兵庫県南部地震が起こりました。
この地震は、兵庫県を中心とした大都市を襲った直下地震でした。
このときは、2011年3月11日の東日本大震災と同じように、日本社会が大混乱しました。
1995年兵庫県南部地震の頃、ちょうど学生だった私は、就職活動の時に、
下記のような志望動機を書きました。就職活動真っ盛りの1年生の参考になれば、幸いです。


この地震では、多くの木造住宅やRC造、S造の建物に甚大な被害が生じました。
その時建築を学んでいた私は、「なぜ、こんなに建物が壊れるのか」と素朴に思いました。
日本は、地震国で建築構造はしっかりしているし、建築基準法にも耐震規定があります。
それなに、どうして。


建築法規や建築設計では、なかなか興味がわかず、気が盛り上がらない私にとって兵庫県南部地震は、
建築に関することで目覚めるきっかけとなる出来事でした。
それから、建築構造関係の授業から聞いた情報などをもとに、図書館や書店で、
自分なりに調べ始めました。自分から積極的に行動していくと、地震と建物の関係や建築構造の情報や
知識が、わりとすんなり頭の中に入ってきました。建築構造専門家の新聞のスクラップや本を集め、
よく読んでみると、建築構造的にかなりまだ解明されていないことが多くあることが、
何となくわかりました。「まだ、わからないことがある!」ということは、逆に言えば、
そこに入り込む余地があり、誰でも挑戦できるチャンスがあると思いました。
こうして、私は建築構造の仕事、構造設計の仕事に就きたいと次第に考えるようになりました。
そして、1995年兵庫県南部地震のような地震がおこっても、「僕が構造設計した建物は、
倒壊しなかった、被害が少なくて済んだ」と言われるような仕事したい、そのような技術を身につけた
技術者になりたいと思い始めました。
これが建築構造の仕事に就きたいと願うきっかけになりました。


以上が、学生時代に私が履歴書に書いた志望動機です。
学生時代ですから、建築を学ぶ純粋な学生だったんですね。


最後に、18年前1995年兵庫県南部地震の被害写真を掲載します。



阪神高層道路が635mにわたり倒壊した、この地震を象徴した写真


▲神戸市役所旧庁舎の6階の層崩壊


▲ねじれ振動によって中間階が崩壊した事務所建築。
この原因については、建築設計科2年生は学習。後期末試験でも問題として出題。


▲1995年兵庫県南部地震と2011年3月11日東北地方太平洋沖地震の強震記録を重ねて表記した図。
兵庫県南部地震は短時間の大きな揺れ、東北地方太平洋沖地震兵庫県南部地震に比べれば
揺れは小さいものの、長く揺れが続いている。











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