フクシマ南相馬市訪問記

建築設計科の池田です!



昨年末の12月28、29日と福島県南相馬市に行ってきました。
南相馬市は、福島第一原子力発電所から約10〜30km位置する場所です。
そのため、放射線線量が0.65μSv/h(1時間あたり0.65マイクロシーベルト)程度の場所です。
千葉県市原市0.043μSv/hですから、約10倍超の放射線量です。南相馬市に向かう途中に
通過した飯舘村(いいたてむら)は、南相馬市より3倍高い1.73μSv/hの放射線線量です。


自宅の千葉市川市から福島県南相馬市までは、車で休憩しながら7時間ほどかかりました。
経路は、常磐道自動車道三郷IC〜いわきJct磐越自動車道〜郡山Jct東北自動車道〜福島西IC、
そして福島市街から国道を通り南相馬市へ、という経路です。
常磐道からそもまま南相馬市に直行しなかったのは、福島第一原子力発電所の周辺放射線量が高いためです。現在、南相馬市は、福島第一原子力発電所から20km圏内は警戒区域と、20km圏外は計画的避難区域となっております。20km圏内は警戒区域になっており入ることができません。そのため20km圏外は計画的避難区域を半日、車で見回りました。


計画的避難区域は国が避難を呼びかけているる区域であり、立ち入りや一時帰宅しても可能な区域です。しかし家はカーテンがほとんど閉められていました。車販売店やコンビニ以外の店はすべて閉まっていました。この区域の瓦礫撤去はほぼ完了し、工事が進められていました。工事関係の車両のみが多く通行していました。住民が少しずつ、帰宅して人も姿もあちら、こちらに見られました。しかし男性と高齢者のみで、女性や子供の姿見られませんでした。
南相馬市を含めて福島第一原子力発電所の周辺地域は、地震被害、津波被害は東日本大震災の被災地域と同じですが、放射能汚染被害が影を落としているところが、復興の足かせになっているようでした。




飯舘村(いいたてむら)の美しい山間景色、しかし放射線量が高い場所。



南相馬市鹿島区津波被害現場、海岸線から内陸写真1.6kmまでに津波が押し寄せていました。



▲警官がいる先は警戒地域に指定されている。福島第一原子力発電所から20km圏内は進入禁止。



▲9ヶ月経過した現在でも、道路沿いに漁船がそのまま。



▲墓石が基礎と色が違う。津波で墓石が流されてなくなってしまい、
新たに墓石を購入したと思われる。



津波で流された車両が一カ所に集中して置かれていました。





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