「ある学生が残した一言」


建築設計科の池田です。


2011年の新しい年が明け、2年生は卒業が迫ってきました。その前に、卒業制作発表が2年生には待っていますが・・・。

今回卒業した学生の残してくれた言葉というテーマで文章を書きたいと思います。


先生という仕事は、学生に教えている身でありながら、
学生から教えられることが多い仕事でもあります。
自分には卒業した学生が残した忘れられない言葉があります。


そこで、今日はその言葉を紹介したいと思います。


数年前、卒業式が終わって、二次会のクラス会において一人一人お別れの挨拶をクラスメイトの前でしているときに、その学生は下記のような言葉を残してくれました。


「建築の世界は狭い、卒業してもいつかどこかでいっしょに建築の仕事をしよう!!」


この言葉の前半部分について説明を行うと、建築の世界は本当に狭い世界です。建築の仕事をやっていると、建築は裾野が広く必ず専門分野で仕事をします。
各専門分野になると活躍されている人はほんのわずかです。地域を限定するとその世界は本当に狭くなります。
そうなれば、言葉後半に該当しますが同じ分野の人と仕事をやる機会は増えます。

要するに、建築の世界は皆さんが思っているよりも非常に狭い世界なのです。
これは建築の専門分野で仕事をしたことのある社会人としての実感です。
よって、人と人のつきあいが大切です。
いつ、またどこで、仕事をやるかもしれないからです。


このことを学生のみなさんの域まで下ろしてくると、隣にいる友達やクラスメイトが将来、仕事をいっしょにやる人かもしれません。
もしそうなったとして、国際理工専門学校出身というネットワークが仕事の関係によって千葉県全域に広がって、千葉県の建築分野をリードしてくれたらこんなにうれしいことはありません。
このような理由でこの言葉が私が忘れられない理由かもしれません。


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