シーリングファンで真夏の涼!

建築設計科の加藤です!


今回も子どもたちと暮らすマイホームを題材に、僕の考える建築をつぶやきます。
この夏も猛暑となり、どこの家庭も学校も、節電と暑さ対策で大変ですね。


電気代の値上げにより、特にオール電化の我が家は、エアコン冷房ばかりに頼っていられません。
我が家では、リビングの吹き抜けに設置されているシーリングファン(天井扇)が大活躍です。
巨大な天井付けの大型扇風機が、心地よい涼風を居住スペースに与えてくれます。


実はこのシーリングファン、リモコン操作で正回転・逆回転と切り替えることができます。
四季を通し温度差のある日本では、夏は下降するエアコンの冷気を吸い上げ、
冬は上昇してしまう暖気を下げるためです。
そうして空気を循環させることで快適な室内環境を作り、エアコン効率も大幅にUPします。

なので吹き抜けには、絶対シーリングファンが必要だろうと設置を決めたのですが、
空気の循環は、ほこりの舞い上がりも伴います。
設備設計のときに、ファンの羽根の上に必ずや積もるほこりをどう掃除するか?で僕は悩みました。


いろんなファンを調べると、高天井からリモコン操作で1階まで下降してくるタイプもあったのですが、
なんせ7万円も値段がUP! そこで僕は図面をにらみながら、
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 そんな予算なんてあるわけない!
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 なんとか安くいけないか?
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 どうにかしてファンを掃除できないか?
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 2階の小窓の位置を動かしてみるか。
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 おっ!クイックルワイパーなら届くんじゃないか。
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 じゃあ、オプションパイプで高さもそろえてみよう!


そんなこんなで、現在は主寝室の両開き窓から、掃除機でほこりを吸い取れるようになりました。


元々この小窓は、吹き抜けを利用した家族同士のコミュニケーションのために設けました。
2階の主寝室と1階のリビングとで、立体的な声掛けや目線のやりとりができるように。
僕はこの社会的な開口部に、ファンの掃除口という労働的なもう一つの意味をプラスしたのです。


僕が住宅設計の授業でよく言う言葉。“1つのことに複数の意味を持たせよ”


住まいの提案をする上で、付加価値が多ければそれだけ魅力的で、
いろんな人から共感を得られるのは言うまでもありません。
コスト面でも非常に有利となり、設計の醍醐味でもあります。


僕は工事現場監督時代、VE(機能・コスト・価値のバランス)について学びました。
現場の仕事経験が、こんなふうに僕の家づくりの発想に活かされているのです!
経験こそがものをいう建築業界では、無駄な仕事なんてないんですね!   ではまた。



▲リビングの天井に設置されたシーリングファンと主寝室の両開き窓

▲掃除機でシーリングファンの羽根の掃除をしている私加藤

▲インターホンのニッチがシーリングファンのリモコン置き場です


▲リビングのツインサーキュレーターは七星が夏祭りのくじで当てました

▲主寝室の窓には、寝室ならではの蓄光シールでデコレーション

▲おーい颯人!子どもに上を向かせるための吹き抜けリビング

▲前回紹介した丸柱で木登り練習中の七星


▲暑い夏の子どもたちの楽しみは駐車場プール!夕方は花火で真夏の涼を楽しみます










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