東日本大震災一周年 〜数字からみた本震災〜
建築設計科の池田です!
東日本大震災が発生して一年が経過しました。
被災地では復興が始まった所、
まだこれからの所と、様々あるようです。
忘れてはならないことは、
福島県では福島第一原子力発電所による事故によって
30万人の人たちが避難生活を余儀なくされていることです。
福島県では放射能汚染による被害は、
まだ進行中なのです。
さて、約2万の方々が亡くなった今回の震災から一年が経過して
ようやく被害の様相が把握できてきました。
一周年の3月11日には、
これに伴い多くの報道がされ関連する本が出版されています。
そこで、人口に対する死者・行方不明者の死亡率について書いた、
数字から見た東日本大震災を考えたいと思います。
表1に死者・行方不明者の出ている都道府県を示します。
表1から一都一道10県に死者が出ている大きな災害でした。
表1には2010年の人口に対する死者行方不明者の割合を死亡率も示しています。
岩手県・宮城県の死亡率0.45%以上になって他県に比べて非常に大きくなっています。
次に表2には、もう少し詳しい岩手県と宮城県の市町村の死亡率を示します。
二県の市町村でも死亡率が高いところがあることがわかります。
そこで、表2の死亡率の高い岩手県と宮城県の市町村と、
1995年阪神淡路大震災の死亡率の高い神戸市各区と比較したものを表3に示します。
表3から、阪神淡路大震災の東灘区及び灘区の死亡率が
それぞれ0.77%と0.72%であるのに対して、
今回東日本大震災の宮城県大槌町及び女川町の死亡率は、
それぞれ8.42%、9.17%と非常に高いことがわかります。
女川町の死亡率9.17%を約10%と考えると、
宮城県女川町は10人に1人が今回の震災でなくなられたことになります。
よくよく考えると街の一割の人が亡くなったことになります。
宮城県女川町に家族親戚を合わせて10人暮らしていたと仮定した場合、
親戚の一人が死者・行方不明者になった、という想像を絶する災害でした。
なお、この表に使いましたデータは下記のアドレスのデータを使用させていただきました。
ここに記して、感謝申し上げます。http://www.isobesatoshi.com/data/sisya.html
◆国際理工情報デザイン専門学校
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