鎮魂の夏 ヒロシマ・ナガサキ〜フクシマへ

建築設計科の池田です!


池田先生の自己紹介編は!⇒http://d.hatena.ne.jp/itc2010/20110421/p1


毎年8月6日と8月9日両日は、ヒロシマナガサキにとって特別な日です。
ご存知の通り、66年前の夏に両都市に原子爆弾が投下されたからです。
九州に育った私は、8月9日長崎原爆の日は、必ず小中学校の登校日でした。
この日は必ず平和教育が行われ、ナガサキ原子爆弾の恐ろしさを知ったことを思い出します。
さて、今年の夏はさらに特別な鎮魂の夏となりました。
それは3月11日の東北地方太平洋沖地震に伴う大津波によって、福島第一原子力発電所津波被害が生じて(津波が到来する前から、建屋配管などが損傷して原子炉を冷却できない状態になっていたとの見解もある)、福島県を含め周辺の地域に放射能物質が飛散して、空気・水・食べ物、そして家畜さまざまな影響を社会に及ぼしているからです。
原子爆弾原子力発電所、使用用途はもちろん違うものの核分裂による膨大なエネルギーを作り出すことは同じです。そして、核のゴミ「放射能物質」が出るのも同様です。ヒロシマナガサキ被爆された方は、この放射能によって原子爆弾が投下された年に助かった命も数年後に亡くなられた人も多かったと、放射能は母子から生まれる子供にも影響を及ぼすこと、を小中学校の平和教育で学習したことを記憶しています。高校物理の「原子」の授業で放射能物質の半減期放射性物質放射能を出し続ける量が半分なる期間)が何十年とかかることを知りました。これを考えると、福島第一原子量発電所廃炉にするのに数十年かかると報道されていることがわかります。
識者である経済評論家内橋克人氏は、放射能によってもたらされる死を「スロー・デス」(ゆっくりと迫り来る死)と表現されています。
このスロー・デスがヒロシマナガサキの人々を66年間悩ませ、現在もその恐怖に怯えて生活されている方々もおられる。
このスロー・デスの恐怖が、将来に福島第一原子量発電所の周辺から福島県、若しくは東日本の土地に住む人に及ぶのでしょうか。
このような文を書くと脱原発者として「それでは電気を使うな」「日本の経済成長が低下し日本が沈む」等々と批判を受けるのですが、そのような狭い議論に終始することなく、もう少し日本に暮らすみんながフクシマに関心を持つべきと考えます。そして、将来の日本のエネルギー政策、
これからの日本の生活スタイルを、どうするのか。
 盛夏の夜、以上のことを一人じっくりと考えさせられる日がありました。







 【2011年 ITC祭(学園祭)のお知らせ】

 テーマ「つながり」

 開催日時:10/30(日) 10:00〜16:00 入退場自由

 会場:国際理工情報デザイン専門学校


※内容に関してはこちらから!⇒http://www.itc.ac.jp/topics/2011_1.html


★高校生のみなさんへ★

ITC祭に来てくれた高校生のみなさんには、屋台村・ITCフレンドパークで使える

「無料チケット+ITCルーレット券」をプレゼントします。お友達と一緒にぜひ、

ご参加ください。

※OB・OGのみなさんへ

  当日は、最寄りの公共交通機関を利用してお越しください。車での来校はご遠慮ください。




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