ビジュアルデザイン科の授業紹介!

ビジュアルデザイン科の小湊です!


小湊先生の自己紹介編は!⇒http://d.hatena.ne.jp/itc2010/20110406/p1


今回は1年生の撮影実習と、2年生の映像制作実習を紹介します。
まず、1年生ですが教室でライティングの基礎をやってみました。
基本は3灯ライティングです。照明機材は本格的な照明機材がないので、今回使用した簡単な照明機材を紹介します。まずは電球ですが、写真用電球です。アイランプと言います。
500wと300wの電球を用意しました。


     ▲アイランプ500w


 ランプをつけるのにソケットがいります。スナッチと呼んでます。


     
     ▲アイスナッチ


ランプの周りにゲージといわれるかごのようなものを取り付けます。ゲージの周りにアルミホイルを巻き付けて周りに光が回るのを防ぎます。(ランプの根元は開けておきます。熱がこもってしまいます。)このゲージにはスプリングの輪がついています。これで、ランプの前にパラフィンやトレーシングペーパーをかけて押さえます。学生時代は、このわっかのことを『悟空』と呼んでいました。孫悟空の頭についているアレです。正式には 『緊箍児(キンコジ)』と言うそうですが……あまり使ったことがありません。



     ▲ランプゲージ


実際は、パラフィン、トレペ(トレーシングペーパー)を止めるときは『ピンチ』を使います。早い話、洗濯ばさみですが木製のものがいいです。プラスチックですと溶けてしまします。金属だと熱くなります。ピンチはすぐに使えるようにシャツの胸元に挟んでおきます。

     
     ▲ピンチ


ランプを組み立てたらスタンドに取り付けます。スタンドはがっちりしたものがいいのですがやはり高価になります。センチュリースタンドなど、外国製のものは丈夫でしっかりしていますね。学校では安かったので、『トキスターライトスタンド』を2本用意しています。2.4mまで伸びます。


     
     ▲ライトスタンド


さて、実際のライティングですが、今回は1年生の撮影実習で、学生モデルを使って撮影です。モデルは1年生『鈴木君』。まずは人物の後ろから『タッチライト』です。



     ▲タッチライト


人物の後ろからあてていますので、ラインが光って見えます。もう少し後ろに回りたかったのですが時間が無いので、次に行きます。


次は『キーライト』です。今回は上手側からキーライトを当ててみました。



     ▲キーライト+タッチライト


キーライトだけだと影がきついので押さえのライトをつけます。これをフィルライトと言います。



     ▲キー+フィル+タッチライト


目の中に綺麗な光の反射を入れます。これを『キャッチライト』といいます。
今回はキャッチライトに手持ちでLEDライトを使いました。



     ▲LEDライト


モデル変わって古川さんです。



     ▲古川さん



さて、2年生は映像制作の実習です。学校が夏休みに入ってからの撮影です。
今回は、2号館の前で、コミカルな雨のシーンの撮影です。雨はホースで降らします。
入り口の上には特殊効果担当2名がバケツをもって待機。カメラスタンバイしたらホースで雨を降らします。雨は、逆光でライティングしてタッチを光らせます。学生たちは「撮影後にAftereffects という特殊効果のソフトで加工しよう」としていましたが、やはり実写が一番リアルです。がんばって雨降らしましょう。



     ▲カメラ前の雨を光らせます


先程の1年生の実習で説明しましたライトを用意しました。ランプは屋外撮影なので、ブルーランプを使用しています。



     ▲バケツで役者に水をかけます



     ▲役者の青木君、びしょ濡れです。


この作品の完成は10月を予定しています。ITC祭で上映予定です。
さて、どんなお話が完成するのやら……。







◆国際理工情報デザイン専門学校 

 Webサイト URL http://www.itc.ac.jp

 モバイルサイト URL http://www.itc.ac.jp/i

◆本校独自のカリキュラム、ミニ留学制度の様子はこちらから!

 マレーシア「ミニ留学」日記URL http://blogs.yahoo.co.jp/itcmalaysia

◆日常の学生生活の様子をはこちらから!

 「りこせんブログ」URL  http://blogs.yahoo.co.jp/itc2006