先日、りこせんブログで掲載されました「ITC2010チェアーオブザイアー」について
建築設計科の川名です!
建築設計科の1年生後期で行う科目でもあります、「設計実習」の課題の一つとして椅子の制作
を行いました。
一枚の紙に柔らかい鉛筆でどんな椅子を作るか考える作業から始まります。
自分の部屋でくつろぐために使う椅子、ダイニングで食事をするために使う椅子、用途はそれ
ぞれです。
デザインが決まった段階で確認作業を行います。スチレンボードを使い1/5の模型を作ります。
紙の上で考えモノを立体にする作業です。イメージと違っていた場合はもう一度考え直します。
模型で納得できれば、今度は図面制作に入ります。授業でやったAUTO CADを駆使して三面図を描きます。ここではきちっとした寸法が必要で、あらゆる椅子の座面や背もたれ、肘掛などの寸法を測り出し参考にします。また、この図面の段階で自分が考えた椅子は材料をどれくらい使うの
か、またいくらくらいかかるのかを正確に出します。
そして、いよいよ制作実習です。丸二日間かけて電動工具を使い図面を基に作ります。ここでは、安全性と作業効率を学びます。
この課題の評価基準としては「構造」「機能」「デザイン」の三つの視点から評価しています。
椅子制作を通して建築を実践的に学べる課題です。
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